和歌山利宏のEICMA SWMブースレポート
私、ジャーナリストの和歌山利宏は今回、SWMのブースのPRマネージャーのエンニォ・マルケジンさんを訪ね、出展車についてお聞きしました。
すでに日本でも、SWMは空冷シングル400ccのネオクラシック系や、モタードタイプのSM125R、エンデューロのRS125Rがラインアップされているのですが、今回のショーでは、モデル群をワイドレンジに充実させ、中堅メーカーとしての地位を確立させていこうとの意欲を強く印象付けられることになりました。
エンニォ(Ennio Marchsin.JPG)も、そうした取り組みを強調、それを物語るモデルがブースの中央に置かれていました。
ネイキッドモデルのプロトタイプは、水冷シングル(すでに他のモデルに搭載されているものか)がトラスフレームに搭載されており、これまでのSWMにはないものです。
排気量は350〜500ccといったあたりで、ひょっとすると125cc版もあるかもしれません。フロントフォークにストロークセンサーが設けられているのは、開発中であることがアピールされていることでしょうか。いずれにせよ、中核となる存在となりそうな予感があります。
さらに、現在のラインアップにないモトクロッサーシリーズのMC125RとMC65Rにも注目できます。エンジンが2ストロークであることが意外でもあるのですが、普及版として期待できることは確かです。
ネオクラシックシリーズには新しくSix Days 440というスクランブラータイプも登場しました。これは次期市販モデルとしての今回の目玉かもしれません。ネオクラシックシリーズには440と、日本オリジナルで400が用意されていることからすると、国内向きには400の登場を期待したいところです。
また、ブースには、セリエAのインターミランカラーに塗られたグランミラノ440が展示されていました。インターミランとSWMとはパートナーシップを結んでおり、展示車の燃料タンクには選手のサインも書かれています。SWMをよりメジャーにしようとの取り組みも感じさせます。
こちらは国内でもラインナップ中のSM125R
さらにはRS300R
RC500R。
もちろん国内でも好評取り扱い中のネオクラシックシリーズも展示されていました。イタリアのアパレルブランドBOGGI MILANOとコラボレーションされたGRAN MILANOも展示(ネオクラシックモデルの写真はSWM Facebookより)。
以上、SWMブースレポートでした。